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読み手につたわる文章 - テクニカルライティング

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72ページ / A5サイズ / 電子版はPDF(フルカラー) / 紙の本は表紙カラー、本文モノクロ

技術書典16(2023年5月25日~6月9日)の新刊「読み手につたわる文章 - テクニカルライティング」です。

「書籍版+PDF版」は紙の本と電子書籍(PDF)がセットになっています。

「PDF版」は名前のとおり、PDFをダウンロードできます。紙の本はついてこないので注意してください。

この本は技術書典オンラインマーケットでも購入できます。
https://techbookfest.org/product/3t8AGqtB65jsPtPhx6m5fr

「ダウンロードカード用」は、既に紙の書籍をお持ちの方向けのファイルです。紙の書籍を購入された方は、あとがきの後ろにダウンロード用のパスワードが記載されています。ダウンロード後、あとがきに記載されているパスワードでZIPファイルを解凍してください。パスワードをご存じでなければ、「ダウンロードカード用」のZIPファイルをダウンロードしても電子書籍(PDF)を読むことは出来ませんのでご注意ください。

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▼実際に読んだ人の感想はこちら
https://togetter.com/li/2376408

▽株式会社カケハシ 技術広報 櫛井優介さん
仕事で文章を書く全ての人にお勧めしたい優しくて実践的な一冊です。
技術広報の仲間たちにもぜひ読んでほしいので、30冊買って配ってまわりたいと思います。

▽UXライター otapoさん
チームの生産性を向上させるのにも役立つテクニカルライティング。
そのはじめの一歩を踏み出すとき、書き手の背中をやさしく押してくれる1冊です。

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突然ですが……私たちは、毎日のようにテキストで誰かに何かを説明したり、説明してもらったりしています。

* Slackで他部署の人に仕様の疑問点をつたえて質問する
* 業務でつまづいている部分を日報に書いて上司に報告する
* ローカルで開発環境を作る手順を社内Wikiに書いておく
* 全社イベントの日時と参加方法をメールで知らせる
* 家族にLINEで今週末の旅行スケジュールを送る
* 子供に買うものリストを見せておつかいを頼む

こんなふうに日常生活の中で何かをつたえる「手段」としての文章は、詩や小説といった文学作品の文章とは区別して「実用文」と呼ばれています。実用的な文章なので実用文ですね。

そしてこの実用文を書くときに、つたえたかったことを分かりやすく書くための技術として「テクニカルライティング」というものがあり、そのテクニカルライティングを専門とするテクニカルライターという職業もあります。

テクニカルライターは、もともとは家電や電化製品の取扱説明書を書く人たちでした。ですが近年はそこから広がって、IT企業で技術ドキュメントやAPIリファレンスなどを書く専門職としてテクニカルライターが採用されるようになっています。

筆者はもともとWeb制作会社のインフラエンジニアでしたが、2019年からはIT企業でテクニカルライターをしています。転職をした当時はテクニカルライターという職業があること自体が業界の中でもほとんど知られていませんでした。そこから約5年が経ってテクニカルライターを募集しているIT企業が段々と増えてきたことを感じます。

本書はテクニカルライターである筆者が、テクニカルライティング技術の中でも普段から特に気をつけているいくつかのコツを紹介するものです。「文章の書き方」を解説した書籍でよく見かける文法的な話だけではなく、実際に書いていて悩みがちな部分にスポットを当てて、できるだけ実践的な内容を紹介しています。

なお本書には、2019年4月に発刊した「技術をつたえるテクニック ~分かりやすい書き方・話し方~」の内容を一部改訂して再掲したものが含まれています。

本書が「もっとうまく書けるようになりたい」と感じている方の一助となれれば嬉しく思います。

▼想定する読者層

本書は、こんな人に向けて書かれています。

* 文章がうまく書けるようになりたい人
* テキストでのコミュニケーションで誤解されることが多くて困っている人
* 相手の理解度にあわせた説明ができるようになりたい人
* 技術書や技術記事を書いている人
* 技術書の翻訳をしている人
* 英語ができないけど英語でドキュメントを書いている人
* ちゃんとドキュメントを残したい人
* ごちゃついた情報をスッキリ整理したい人

▼マッチしない読者層

本書は、こんな人が読むと恐らく「not for meだった…(私向けじゃなかった)」となります。

* 魅力的な小説や詩文を書けるようになりたい人
* 広告やキャッチコピーが書けるようになりたい人
* 法務文書を書くときのコツが知りたい人

▼本書のゴール

本書を読み終わると、あなたはこのような状態になっています。

* 読む前よりも実用文がうまく書ける
* テキストコミュニケーションで相手の誤解を生まなくなる
* 悩みすぎて筆が進まない状態から早めに脱出できる
* レビュイーが受け止めやすい形で文章のレビューができる
* 英語ができないのに英語を書かなければいけないときになんとか頑張れる