春の出来事により、晴れて恋人同士になった浩之とあかり。
ふたりは志保や雅史たちに応援されながら、絆を紡いでいく。
親友の志保の助けに、感謝と後ろめたさを感じるあかり。
ある日、浩之たちは志保がボーカルで活躍するバンドの初ライブに招待される。
盛況に終わった初ライブの後、あかりは志保のバンド仲間から、思わぬ相談を受けることに。
「志保さん、この歌だけ上手に歌えないんです」
それは、同じ相手に恋した親友を持つ女の子が、泣きながら親友に恋を譲る歌。
確信を抱いたあかりは、恋と友情を天秤にかけ、ひとつの決断を下す。
「志保。もし、浩之ちゃんが好きなら、それで気持ちに区切りが付くなら……」
あかりと志保。ふたりの親友同士が辿り着いた答えとは!?

「プロイェクト・オスト」が送る、「ToHeart」二次創作小説の第二段。
表題作「浩之ちゃんをめぐる私と志保の友情」他、「ToHeart」ファンたちが当時を振り返る「僕たちの好きな「ToHeart」～オーラスヒストリーとしての「ToHeart」とその時代～」を集録!

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