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カーボンフレーム・エンジニアリング

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Melonbooks

¥1570
- In Stock
Qty
• Author
• Genre
• Issue date
2025/08/17
• Size
B5
• Pages
84
• Rating
All Ages
Comments from the Circle (Author) / Work Details

いまやカーボンロードバイクは、プロのレースシーンだけでなく、ホビーサイクリストにとっても身近な存在となった。
しかし、そのフレームが「どこで」「どのように」「誰の手で」作られているのかを知るサイクリストは少ない。
ときに100万円に迫るハイエンドフレームを買う人は、一体何に対してコストを支払っているのだろうか?

本書では、18年間で36台ものバイクを乗り継いできた生粋の「機材オタク」である筆者が、ブランディングのため隠されてきた「カーボンフレームづくりの舞台裏」に光を当てる。

まずは、設計と製造が分離された業界構造を解説し、中国・台湾に集積する「OEM工場」の実態と、その技術力・品質の違いを明らかにする。

続いて、中国最大手のバイクブランド WINSPACE社を徹底取材。
開発担当者へのインタビューを通じて、フレーム設計や開発の核心に迫るとともに、本社工場におけるカーボンフレーム製造プロセスを紹介する。

さらに、最新ロードバイクを取り上げ、その設計コンセプトがどんな素材や構造に反映され、どのような「乗り味」に表れているのかを、数百kmにおよぶ実走に基づいてレビューする。

「カーボンフレームは、どのようなプロセスで形になり、その価格は何によって決まるのか。」

「設計思想はバイクの走りにどう宿るのか。」

こうしたバックグラウンドを知り、「ロードバイク」をより高解像度で捉えられるようになったとき、この趣味はもっと奥深く、もっと面白くなる。

---目次---

1.はじめに
2.ロードバイクブランドの実態
 金属からカーボンへ
 設計と製造の分業体制
 品質を左右するOEM工場
 性能と価格のバランスを見極める
3.カーボンフレームの設計と製造
 フレーム開発者インタビュー
 カーボンフレームの製造工程
4.バイクレビュー
 WINSPACE SLC3
 LEGiT L3
 Winspace SLC5
5.あとがき